苦しみの方程式と苦しみを和らげる方法

釈征秀です。

「あなたには何か悩みはありますか?」

こう問いかけられたら、あなたは
どうお答えになるでしょうか?

色々な答えがあると思います。

「3日間溜まりに溜まった、
便秘に悩んでいる」

「タンスで打って、腕が打ち身で痛い」

などの身体的な苦しみ、悩み。

「子どもがいうことをきかない」
「上司と反りが合わず、人間関係で悩んでいる」

といったようなメンタル面での悩み。

人の悩みや苦しみは様々です。
私自身、悩みは尽きません。

小学校以前の悩みは脳ミソの中に
残ってはいませんが、小学校の時は
自身の身体的コンプレックスに
悩まされていました。

そして、中学校以降は
「どうやったらモテるか?」
「ロマンチック街道を歩むには?」
という思春期の悩み。

また、高校以降は進路や人生についても
大いに頭を抱えた覚えがあります。

そうした過去の悩みでも残っている
ものもあれば、今にしてみれば

「鼻垂れだったころの悩みだな」

と失笑するような悩みもあります。

しかし、昔からの悩みにせよ、
日々新たに生まれてくる苦しみや
悩みは尽きることはありません。

苦しみは毎日、更新され続け私達を
ネガティブにさせ、ひどいと鬱ややる気が
まったく起きないといったような
心理状態に陥ります。

苦しみに悩まされ続け、苦悶、苦悩の日々を
送りたい人はいません。

楽しく幸せに生きていきたいと
誰もが願っています。

しかし、私を含め、多くの人は悩みに
大なり小なり苦しみます。

さて、人とは面白いもので
様々な事柄の本質を調べようとしない
生き物です。

例えば、洗濯機が欲しいと思った時、

・どんなスペックなのか?
・どのくらいのサイズか?
・いくらなのか?
・1番安いところはどこか?

といった洗濯機の情報をたくさん集め、
どの洗濯機にするかを検討します。

が、

こと苦しみ、お金、悩みなどの抽象的で
ボヤーっとした概念やものについては
調べない傾向があります。

今、実際苦しんでいるのに、

じゃあなんで苦しむのか?
苦しみとは何か?

ということを知ろうとしないのです。

面白いですよね。

しかし、苦しみとは何かを知らないまま
苦しんでいるということは、
見たこともない、売ってもいない洗濯機を
買おうか悩んでいるのと同じことです。

「あぁ、苦しい!」

そう思う時も、苦しみとは何かを
知らないでいると、結果的には
根本的な解決にはならないのです。

ということで、今回は

「苦しみの本質」

とは何であるのかということについて
詳しくみていきたいと思います。

苦しみが起こるメカニズムはある簡単な
方程式にまとめられます。

苦しみの方程式ですね。

この方程式を知ることで、
苦しみとは何かという疑問にパパっと
答えが出せます。

この方程式を知っていれば

苦しみの中でもどうしたら
いいのかの道筋がわかる。

苦しみの本質を知ることで、
苦しみから解放されやすくなる。

といったメリットがあります。

が、

苦しみの方程式を知らないままだと、
苦しみがやってくるごとに、
その苦しみに対応し続けることになります。

「あぁ、子どものしつけどうしよ!ストレス!」

「なんだ、あの上司!バカにしやがって!」

日夜、やってくる数多くの悩みや苦しみに
その都度、対応を迫られます。

苦しみの方程式を知れば、
苦しみの本質がわかるので、
どの苦しみがやってきても

「あぁ、苦しんでいる。
しかし、こう対応しよう」

ということがわかるようになります。

では、まず具体的に苦しみの方程式とは
何かということから解説していきたいと思います。

目次

苦しみの方程式

苦しみの方程式と聞くと、難しい文字の
羅列をイメージされるかもしれません。

∑、∮、∬。

覚えてません。
多分、微積分かな(笑)

こんな面倒な数式は使いません。
いたって苦しみの方程式はシンプルです。

その方程式は

苦しみ=痛み×抵抗

で表されます。
ただ、これだけです。

つまり、苦しみを感じる理由、本質は
痛み×抵抗ですから、「痛み」「抵抗」
どちらかを限りなく0に近づければ
苦しみも0になっていくわけです。

(掛け算なので、どちらかが0になれば
答え、つまり苦しみも0になりますよね)

友人と仲違いをして、心が痛い。
起業をしようとして、不安が募る。

こうした時に感じる不快な感情すべてを
ひっくるめたものが「痛み」です。

「抵抗」とは、そうした苦痛を
なかったことにしようとする意識や
苦しみを頭から追いやってしまうこと
を指します。

痛みからの「拒絶」と
いってもいいかもしれません。

そして、さらに痛みの原因からくる痛みの
感情に+αで新たな苦痛の感情を
与えるという意味も「抵抗」に含まれます。

抵抗する気持ちを例示すると、

「なんで友人はあんなこと言ったか…
俺は悪くない。あいつが悪いんだ!」

「起業…心配だなぁ。
私は能力がないかもしれないしな…
なんでこんな能力で生まれてきたんだ…」

といったような気分になることです。

上の例では、仲違いをしたという痛みに
対して抵抗していますよね。

下の例では、「起業が心配」という自然な
反応の痛みに加え、「能力がない」という
+αの自己否定の痛みも自身に与えています。

このように人は痛みを受けると
加えられた痛みに抵抗しようとします。

しかし、それが苦しみを増幅させている
原因だと多くの人は知りません。

だから、

痛みを感じないよう抵抗する→
抵抗して更に大きくなった痛みに抵抗

という負のスパイラルによって苦しみの
ルツボにハマってしまうわけです。

つまり、負のスパイラルを抜け出し、
苦しみから本当に解放されるには、
痛みか抵抗のどちらかをなくしていく
必要があるわけです。

苦しみから解放されるための3つのポイント

ここまで苦しみの方程式とは
どうゆうものなのかを見てきました。

では、ここからはどのようにしたら
痛みもしくは抵抗を0にできるかという
ポイントを3つご紹介していきたいと
思います。

ポイント1 痛みは避けられない!

まずは痛みを0にするルート
みていきましょう。

仏教では瞬間的に心理的痛みを
感受するプロセスを

「受(ジュ)」

と呼びます。

受が持つ感情は大きく分けて
3つに分類されます。

①幸せ、嬉しい、ありがたい、ほっこりする
などの「快」の気持ち。

②憎しみ、苛立ち、嫉妬、ムカつくなどの
「不快」な気持ち。

快でも不快でもない感情。

これら3つです。

当然ながら、苦しみの方程式の中に
含まれる「痛み」は不快な感情から
生まれます。

が、もう少し踏み込んで
「なぜ不快な感情が生まれるのか」
を明らかにしてみましょう。

なぜ不快な気分が起こるのでしょうか?

仏教ではシンプルに認識が
悪いからだと考えます。

例えば、あなたに私が
「バーカ!」と言ったとします。

すると、あなたはなぜバカと
言われたのかもわかりません。

自尊心が傷付けられ、
腹立たしい気持ちになると思います。

しかし、日本語をまったくわからない
アメリカ人の人に「バーカ!」と言っても

「oh! ba−ka? nice japanese!」

というなりして、怒りの感情はアメリカ人に
生まれないでしょう。

意味を教えたらプンスカするでしょうけど。

また、例えば高速で渋滞にハマって
しまった場合を考えてみましょう。

ある人は渋滞にハマるとタバコを
プカプカたゆませながら、
眉間にシワを寄せ、イライラが
最高潮に達する人もいます。

反対に「あー混んでるなぁ」と
なんでもないように渋滞を
他人事のように扱っている人もいます。

つまり、ある出来事があった時に
とっさに持ってしまう反応は人によって
変わってくるわけです。

ある人はある言葉をかけられても怒らず、
またある人は怒る。

ある人は渋滞にハマっても
イライラしないが、またある人は
イライラする。

といったようにです。

「なるほど、しかし、釈征秀さん
その瞬間的な反応の違いはどうして
生まれるのかい?」

と疑問を持たれる方も
いらっしゃるでしょう。

その答えとしては以下のような
要素が絡み合い起こっているのだと
説明できます。


・今までどんな行動をしてきたのか?
・今まで経験してきた出来事に対してどう対応してきたのか?
・あるものにどういうイメージを持っているのか?

などです。

渋滞にハマって怒ってしまう人で
具体的にみてみると、

この人は、もしかしたら親御さんも
同じように渋滞にハマった時には
イライラしていたのかもしれません。

渋滞にハマった→イライラ

の流れを親から学んで
しまったのかもしれません。

また、イライラすると周りが「まぁまぁ」と
優しくしてくれることに気付き、
イライラすることで優しさがもらえるという
イメージを定着させているのかもしれません。

このように、今まで送ってきた人生の
総集編が瞬間的反応として現れるのです。

仏教では、人生で得てきた
経験や行動の総集編としての反応を
「なくしていく方向へ舵取りしなさい」
と教えます。

が、実際問題としてこの瞬間的反応を
0にすることは容易なことではありません。

ブッダはこのように言います。

まだ私の教えを聞かない普通の人達も
楽しい受(感覚)を感じ、苦しい受を感じ、
また苦しくもなく楽しくもない受を感じる。

また私の教えを聞いた聖なる弟子たちも、
楽しい受を感じ、苦しい受を感じ、
また苦しくもなく楽しくもない受を感じる。

つまり、普通の人達もブッダの教えを聞いた人も
同じく「楽しい・苦しい」といった心の反応を
取ってしまうといっているわけです。

ですから、瞬間的反応を0にした人を
「悟りを得た人」「ブッダ」と呼ぶのです。

たゆまぬ努力、精進によって辿り着ける「悟り」。

多くの人は挫折します。

ですので、あなたがもし、

「ブッダになれる素質はバリバリだぜ!」

というならば、「受」という瞬間的反応すらも
コントロールする方向、つまり苦しみの方程式の
「痛み」を0にする努力をしましょう。

しかし、多数の人には荷が重いのです。

イケメン男子を見て「かっこいい!」と反応。

美女をみて、ビクンと反応。

金、銀、銅なら金がほしいと思う。

こうした反応を0にできますか?

私は正直、厳しいです。

ブッダの教えを聞き、厳しい修行を
していたブッダの聖なる弟子たちですら、
瞬間的にビクン!と反応してしまうのです。

私には到底…

ですので、苦しみの方程式である
痛み×抵抗の「痛み」をなくすように
するよりは抵抗を少なくする方が、
より現実的なのです。

なので、苦しみをなくすための
ポイント1は

「痛み」をなくすのではなく、
まずは「抵抗」をなくすように考えた方が
苦しみから解放されやすい

ということです。

苦しみからの解放のためには、痛みという
瞬間的な自然に出てしまう反応ではなく、
苦しみに抵抗しないことを学ぶべきなのです。

ポイント2 エクササイズを通して抵抗しないメリットを体感する

ここまで、苦しみから逃れるには痛みを
取り除くやり方ではなく、抵抗を0にする方が
合理的であるということをみてきました。

ということで、ポイント2からは
「抵抗」を少なくするテクニックに
フォーカスしていきたいと思います。

「抵抗をなくす?
また、難しいやり方なんじゃないの?
面倒なことはしたくないよ。ベイベー。」

仰るとおり。
私も面倒なことはキライなので、
気持ちは痛いほどわかります。

確かに、痛みに対して抵抗する気持ちを
少なくすることは簡単ではありません。

が、

痛みを感じたら抵抗するという流れが
習慣化しているから、
そのように感じるのです。

痛みを感じた時、「抵抗しないぞ!」という
意識に習慣化していけば、思ったよりも
簡単に苦しみに対応できるように
なるものです。

論より実践。

「本当に抵抗しないことで、
苦しまないようになるの?」

こんな素朴な意見もあるでしょう。

ですので、まずは抵抗する心を
持たないことで、苦しみから解放される
ことを実感して欲しいので、
これからご紹介するエクササイズを
やってみてください。

簡単なエクササイズですが、
抵抗する気持ちの有無で、
痛みや苦しみが軽減されることが
身を持ってわかるはずです。

さて、エクササイズに用意するのは
「氷2個」だけです。

まず、用意した1つ目の氷を手に握り
どれだけ長く持っていられるかを
ゲーム感覚で測ってみて下さい。

「えっ!?冷たいですよ!」

そうです。冷たくていいんです。

氷を握れば当然、
手の中は痛みを感じます。

冷え冷えとした氷の凍てる冷たさ、
ビリビリとしてくるでしょう。

「あー!冷たい!もうやめたい!」

きっとそう思うでしょう。

けれど、なるべく長く握っていることを
目指してください。

…さて、どのくらい握って
いられたでしょうか?
時間を覚えておいて下さい。

さて、少し時間をおいて、
手の感覚が普段通りになったら、
2個目の氷を握ってみてください。

ただし、今回は単に握るだけではなく、

「握っている感覚」

に注目しながら握るように
意識してみてください。

具体的には

「あ、ヒリヒリしているな」
「手が焼けそう…」
「今は楽かも」

などの感覚が出てくると思いますが、
その感覚を「ありのまま」にして、
感覚に抵抗しないようにしていきます。

こちらの場合では、どのくらい氷を
持っていられたのかも時間を
測っておいて下さい。

…さて、氷を持つ感覚に意識を向けた場合と
何も考えずに氷を持った時とどちらが
長く氷を持てたでしょうか?

おそらく2回目、氷を持つ感覚に集中し、
痛みに抵抗しなかった方が長く氷を
持てたと思います。

このエクササイズを通して
抵抗することよりも感覚に集中している
場合の方が氷を持つのが楽であったと、
実際に実感してみてください。

すると、痛みに抵抗するより痛みを
受け入れる方がメリットがあることを
身を持って知ることができます。

人は実感しないと、理解ができません。

このエクササイズをやってみると、

「抵抗する・しないで、こんなにも
痛みに対しての反応が違うんだな」

ということがわかります。

騙されたと思って、
遊び感覚で1度やってみて下さい。

ポイント3 抵抗スイッチオフ!

ポイント2でエクササイズをやって
もらったなら、実感として抵抗する
無意味さやデメリットに
気付かれたことと思います。

さて、ポイント3では5つのステップで
「抵抗スイッチをオフ」にするテクニックを
ご紹介していきたいと思います。

ACTという認知心理学を元とした
この7つのステップを行って頂くと
「抵抗する気持ち」を限りなく0に
していくことが」できます。

苦しみ=抵抗×痛み

でしたね。

抵抗を0に近づけて、苦しむ気持ちも
0に近づけてみて下さい。

STEP
抵抗スイッチに気付く

苦しみや痛みの最中にいると、
苦しみや痛みに頭がイッパイになり、
自分自身がそれらに「抵抗」している
ことに気付きません。

ですので、まず行うべきは

「抵抗している気持ちに気づくこと」

です。

辛い気持ち、イライラする気持ち、
ムカムカする気持ち。

こんな時、それらの感情の奥に眠る
抵抗スイッチに気付くことができるか
どうかは、抵抗スイッチの存在を
知っているか知らないかという
1点にあります。

不快な感情の泥沼に片足を
突っ込んでいる時、抵抗スイッチの
存在を思い出し、少しだけ心の中を
覗きこんでみましょう。

すると、怒りや辛さをブースト
させている抵抗スイッチの存在に
気付くことができるはずです。

STEP
抵抗スイッチのレベルをはかる

ステップ1で抵抗スイッチに気づいたら、
その抵抗スイッチが

「どのくらいのレベルにあるのか」

を主観でいいので10段階で
測ってみて下さい。

0は、不快な感情に対してまったく
抵抗していない状態。

ナギのような心。

逆に10は

「この感情をどうしても追い払う!」

とギンギンMAXの状態です。

自分の心の問題ですので、
答えがあるわけではありません。

ですので、こういう言い方もあれですが
適当に抵抗スイッチレベルを
モニタリングしてください。

というのも、なぜ抵抗スイッチレベルを
測るかといえば、その目的は自分を
客観的に見るためです。

怒りや悲しみや辛い気持ちに
飲み込まれている時は、
なかなか自分を客観的にはみれません。

が、

抵抗スイッチに気付き、更に
抵抗スイッチのメーターを測るという
思考で、自分の感情や抵抗する気持ちを
第二の視点から見ることが可能に
なります。

また、ここで抵抗スイッチを
測っておくことで、ここから後の
ステップを踏んだ後と抵抗スイッチの
レベルを比較できます。

さっきより楽になった。
前より抵抗しなくなったな。

という感覚を後々、数字として
確認できることも、抵抗スイッチの
レベルを測ることのメリットです。

STEP
1に観察、2に観察、3に観察。

ステップ3では、とにかくとにかく
自分の感情を「観察」してみて下さい。

悲しいのか?苦しいのか?辛いのか?
怒っているのか?イライラしているのか?

といった感情面。

また喉が痛い。胸が締め付けられる。
息がしずらい。お腹がキューとする。

といった身体面。

どちらもよーーく観察しましょう。

初めて子どもが虫を観察するかの
ように、好奇心たっぷりに、

「あっ!お腹いたい!」

「おなかがモヤモヤする」

など、自分の気持ちと体に
好奇の目をもって観察してしましょう。

STEP
息に感情を乗せる

この段階では、ゆったりと
深呼吸をします。

ゆっくり息を吸って、
ゆっくりと吐く。

いうなれば深呼吸です。

ただ、ここでポイントは、
ただ深呼吸をするだけではなく、

「ふー」

と息を吐く時に、自分の中にある
不快な感情を混ぜ込むイメージを
持つことです。

モヤモヤした不快な感情を肺に
持ってきて、吐く息と同時に、
外へパーっと出ていくイメージですね。

STEP
感情のスペースをつくる

感情を吐く息に乗せながら深呼吸を
していると、いくぶんか気分は
落ち着いてきます。

少し気分がよくなってきたら続いて、
感情にスペースを与えていくことを
意識していきましょう。

感情の周りに空間を作っていく
イメージです。

例えば、胸のあたりにまだ、
不快な感情が溜まっていたとします。

そうしたら、胸に溜まった不快な
感情の周り、お腹や首、脇バラの
あたりに新しくスペースを
作っていきましょう。

私の場合、不快な感情を黒色に
イメージして、その周りに白色の
空間を広げていくイメージをします。

しばらくすると、徐々に不快な感情が
薄れていくことがわかると思います。

STEP
放置プレイを楽しむ

このステップでは不快な感情を

「受け入れていく」

ことを目的とします。

様々な感情や思考は、消えては現れ、
また消えては現れます。

それが当然なのです。

ある思考を気に入ったり、
欲しがったり、嫌がったりしても
仕方がありません。

自分自身の心は思い通りにできる
人などいないということを知って
おくことが大切です。

ただ、人はいい感情(嬉しい、楽しい)は
永遠に持っていたいと思いますし、
嫌な感情(辛い、悲しい)はすぐに
捨て去ってしまいたくなります。

ですから、嫌な気分の時、私たちは
ひどく嫌な気分に抵抗するのです。

しかし、心は思い通りにはなりません。
不快な感情は誰もが嫌います。

が、

不快な感情も何か理由があるから
私たちの心理機能として残って
いるのです。

嫌な感情も自分自身の一部であると
思い、不快な感情君も大切にして
あげましょう。

深呼吸やスペースを作るという
ステップのエクササイズで大分、
心は抵抗することをやめ、苦しみは
軽減されているは思います。

しかし、不快な感情はなかなか
すぐには消えてはくれません。

そこで、残った嫌な感情も自分の
一部だと理解し、そのままにして
おいてあげてください。

さっきも言いましたように
心はコロコロと変わるのです。

しばらくの間は、不快な感情と
付き合ってやろうかなと
仲良くしてあげてください。

人間が持つ「9つの基本的感情リスト」と
いうものがあります。

その9つの感情リストを読み上げると

愛、喜び、好奇心、怒り、
恐れ、罪悪感、動揺、嫌悪

となっています。

お気づきでしょうか?

9つのうち、6つも
ネガティブな感情なのです。

人間の基本的感情の9つの中、
6つは不快な気分にさせるのです。

つまり、人がよくもつ感情の3分の2は
「ネガティブ」なのです。

ですから、ネガティブな気分や
不快な気分は当たり前にやってくる
感情なわけです。

当たり前体操です。

誰もがネガティブな感情に
苦しめられます。

となりにいる人、身近な人、
まったく知らないような人。

みなネガティブに基本は
支配されているのです。

そのことも頭に入れておくと、
より不快な感情と仲良しになれます。

なので、不快な感情が
やってきても

「あぁ、きたね」

ぐらいにとらえ、
受け入れてあげましょう。

STEP
モヤモヤしたところにに手を当てる

「手当」

治療の時、そういいます。

手当の言葉通り、不思議に患部に
手を当てると楽になります。

ヒザを擦りむいた子どもに
「痛いの痛いのとんでけー」と
何回かやると泣き止みますよね。

手には不思議な力があるのです。

さて、最後にステップ7では、
ステップ6で受け入れた不快な
感情に慈しみをこめ「手当」を
してあげます。

例えば、まだ胸がスッキリせず、
ドヨーンと黒い雲がかかって
いるようなら、患部(ここでは胸)に
手を当ててあげてください。

そして、手を当てたままゆっくり
深呼吸をしてみるのです。

すると、 嫌な感情がスッと抜けて
くれます。

さて、これが7つのステップで
抵抗する気持ちを抑える方法です。

文章で読むと「ううぇ。多いよ・・・」
と思うかもしれませんが、
慣れれば5分ぐらいで
できるようになってきます。

ぜひ、心に痛みを感じた時に7つの
ステップを行ってみて下さい。

まとめ

今日は
苦しみの方程式=痛み×抵抗
苦しみを楽にしていくポイントを
お伝えしてきました。

ポイント1では、
痛みを取り除くのは困難であること。
だから、抵抗を0にしていく方に
フォーカスすることを確認しました。

ポイント2では、氷のエクササイズを
通して苦しみに抵抗しないことの
メリットを実感してもらいました。

そしてポイント3では7つのステップで
抵抗を取り除いていく方法を
お伝えしてきました。

痛みに抵抗することでさらに苦しみは
増してしまいます。

ツライこと、嫌なことがあった時
この7つのステップをやってみては
いかがでしょうか?

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